ドローンを活用した列状間伐現地検討会の開催結果について
11月22日に福島県会津農林事務所担当者、関係市町村担当者及び請負事業体等(9団体13名)に参加いただき「ドローンを活用した列状間伐現地検討会」を開催しました。
本現地検討会は、国有林では生産性や労働安全性が高い列状間伐を実施しているが2回目の列状間伐をどのように実施するかが課題となっているため開催したものです。
当日は、検討林分の概要を説明し、各グループで選木・伐倒方向などを検討し発表してもらいました。
各グループからは、生産性・安全性を考慮した選木・伐倒方法について様々な意見が出され、意見交換が活発に行われました。
列状間伐は、選木に要する時間が省略できるとともに、列状に伐採することから、「かかり木が少なく伐倒の作業効率や安全性が高い。」、「残存木の損傷を軽減できる。」、「選木は機械的に行うため容易である。」など、経済的合理性や労働安全の観点から有効性の高い方法です。
検討した林分は地形が比較的緩やかでしたが、他の山林においては地形等によって選木・伐倒方向などに更に考慮する必要があります。
地域の森林資源が充実していく中で、人工林の多くが資源として利用可能な状況になっており、必要な間伐を繰り返しつつ、間伐材を有効に利用していくことが重要となっています。
今回の現地検討会で関係市町村職員等の皆様に選木等を体験・検討していただいたことで、列状間伐の有効性と2回目の列状間伐の際の課題等が浮き彫りになり大変有意義な検討会となりました。
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検討会林分(遠景) |
検討会林分(オルソ画像) |
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検討会林分(上空から撮影)(縦方向が伐採跡、横方向が森林作業道) |
残存木と森林作業道位置図(赤丸が残存木、青線が森林作業道) |
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検討会林分(伐採跡) |
グループに分かれ選木(間伐木)の検討 |
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グループに分かれ選木(間伐木)の検討 |
選木(ピンクテープが巻いてある木を伐採木と想定) |
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グループから選木等の発表・意見交換 |
グループから選木等の発表・意見交換 |
お問合せ先
会津森林管理署
担当者:森林技術指導官
ダイヤルイン:0242-27-3270