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関東森林管理局

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    万座地区の災害について

    1.災害の概要

       万座地区の災害は、平成13年9月11日の台風15号の接近に伴い、連続降雨量311mm、最大時間降雨量31mmの豪雨により、牛池地区、空吹地区、万座川地区、奥万座地区、坊主山地区の山腹崩壊による土石流の発生をはじめ、浅間白根火山ルート( 万座ハイウエイ) 付近を頭部とする地すべり(万座地すべり)が発生しました。
       また、9月16日には30mmの降雨が加わり、隣接した万座ハイウエイの約150m下方でも9月18日に地すべり(熊池地すべり)が発生しました。
       さらに、翌年7月11日には台風16号の接近に伴い、連続降雨量134.5mm、最大時間降雨量19.5mmの豪雨により、万座ハイウエイの直下、弁天沢地区で山腹崩壊が発生しました。
       これらの災害発生により、迂回路の県道及び国道も決壊や土砂崩れ等により通行不能になる大きな被害となりました。 
       吾妻森林管理署では平成13年度から被災箇所の復旧に着手し、現在は「熊池地すべり」の地すべり防止事業を残すところとなっています。 

    管内図縮小版2

     災害箇所の詳しい位置についてはこちら(PDF:485KB)

     

    2.万座地区の被災状況 

    被災状況1
    牛池地区の山腹斜面の崩壊

    被災状況3
    有料道路への土砂の流入

    被災状況5
    万座温泉地内の有料道路の陥没

    被災状況4
    熊池地すべり遠景(復旧中の状況)

     

    3.地すべり復旧のための工法について

    万座地区の地すべり災害の復旧には以下の工法を取り入れています。

    鋼管杭打工

    杭を地下に挿入し、地すべりを直接抑止します。

    杭打機3点式

    杭打機やぐら設置

    杭打機ロータリー

    鋼管杭打工の施工手順についてはこちら(PDF:262KB)

     

    法枠工

    斜面の侵食及び崩壊を防止します。

    法枠工

    法枠工の施工手順についてはこちら(PDF:215KB)

     

    アンカー工

    地すべり箇所の土塊と基盤を連結し、緊張力を与えることで地すべり箇所の抵抗を増加させ地すべりを抑止します。

    アンカー工

    アンカー工の施工手順についてはこちら(PDF:224KB)

     

    横孔ボーリング工

    地上からボーリングすることによって、地すべりに作用する地下水を排除します。

    横孔ボーリング

    横孔ボーリング工の施工手順についてはこちら(PDF:218KB)

    お問合せ先

    吾妻森林管理署
    担当:治山グループ
    代表:0279-75-3344
    FAX:0279-75-3346

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