知床森林生態系保全センターブログ(2023年6月)
令和5年6月1日「知床ボランティア活動施設がオープンしました」
6月1日(木曜日)より知床ボランティア活動施設が開館いたしました。
昨年は新型コロナウイルス対策の中で、当施設でも木のおもちゃ等のご利用を見合わせておりましたが、数年ぶりに通常開放いたしますので、展示の一部を紹介いたします。
まずは北海道産の木材を使用した、お子様が楽しく遊べる木のプールです。プール内のボールはカラマツなどの木目が美しく、木のぬくもりが感じられます。お子様と一緒に感じてみてはいかがでしょうか。
知床に関する本もご用意しております。大人向けには森林全般の専門書や知床の動植物に特化した本が、お子様にはアイヌの逸話や知床の動物の絵本といった、どなたでも楽しめるものが揃っています。ぜひ、お手にとってみてください。
また、知床の動植物についての展示もあります。こちらは世界最大のフクロウ、シマフクロウの巣箱の実物です。シマフクロウは北海道には100程度が生息しており、知床地域が主要な生息地の1つです。シマフクロウは開拓以降生息環境が失われ、国内希少野生動植物種に指定されるなど絶滅が危惧されていることから、様々な保護活動が行われています。営巣に適した天然木が少なくなっているため、北海道森林管理局ではシマフクロウの巣箱を設置し、営巣環境の整備を行っています。
このほかにもまだ当施設には大人から子供まで楽しめる展示があります。今年度は(7月~8月までの期間は閉館時間が17時まで延び、無休で開館しております。)
知床に来た際にはぜひお立ち寄りください。
また、当施設は地域のイベント会場としての貸出も年中行っております。会議や集会などをお考えの方は知床ボランティア活動施設のページよりご連絡ください。皆様のご利用心よりお待ちしております。
お問合せ先
知床森林生態系保全センター
〒099-4355 北海道斜里郡斜里町ウトロ東番外地
ダイヤルイン:0152-24-3466