第5回「森林づくり塾2025」を開催
第5回の「森林づくり塾」は、10月22日(水曜日)、函館市亀田中町にある「道南四季の杜公園」において、渡島総合振興局の「森への誘い講座」との共同開催として「森からの贈り物」と題したキノコの学習及び観察を行いました。函館市キノコの会会長である石垣充一氏を講師に、午前中はスライドを使いながらキノコの生態などを学習しました。講義は難しいものではなく、「キノコが存在していなかった1億年前は動物や植物の寿命が尽きた後はそのまま化石として残っていたが、キノコ(菌類)がそれらを分解することで自然の物質循環ができるようになった」とした地球上の生態系維持に重要な働きをもっていることや、「ベニテングダケは幻覚作用があり、かつてのヴァイキングは航海に先立ち服用して興奮状態を維持していた」など、大変興味深い話を次々と話されました。
午後からは公園内を散策しながら、カワラタケやブナハリタケなど観察できたキノコの説明があったほか、「キノコの出やすい場所」「キノコの繁殖方法は様々」「毒のあるベニテングダケはシカも好んで食べる」など、たくさんの話題提供で塾生も楽しみながら観察していました。
講座終了後は、森林づくり塾2025の閉講式を行いました。栗谷川所長から塾生に修了証書の授与を行うとともに、「塾への参加で、少しでも森林や林業への興味を深めていただければと思います」とのあいさつがあり、今年度の「森林づくり塾2025」は終了となりました。


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駒ヶ岳・大沼森林ふれあい推進センター
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