「森林づくり塾」で縄文文化と自然・治山施設を見学
9月18日(水曜日)、渡島総合振興局東部森林室の「森への誘い講座」(縄文文化と自然)(治山環境の森周辺の散策)に「森林づくり塾」の塾生が参加しました。
函館市の、旧南茅部町にある函館市縄文文化交流センターには史跡大船遺跡のほか交流センター周辺で現在も発掘調査中の遺跡から出土した縄文土器などが展示され、土器や石器について当時の生活をわかりやすく紹介しています。
なかでも、ジャガイモ畑で発見された国宝中空土偶の遺存状態が良好のまま展示され2007年に北海道唯一の国宝に指定されています。
また、史跡大船遺跡の見学では竪穴住居跡・住居の骨格・住居の復元などの遺構等や、木の実や肉をすりつぶす道具として使用されたと考えられている「石皿(いしざら)」の展示があり、当時の生活の一端を垣間見ることができました。
案内をした説明員は発掘に携わった人で、熱の入った説明に皆さん熱心に聞き入っていました。
午後からは、場所を道有林に移動し既設治山ダムをダムカットして、魚道に改修した施設見学で、現地に向かう約2kmの散策では、キブシ・ツリバナ・ダイモンジソウ・マムシグサの花の実などの多種多様な花が咲いており、そのたびに参加者から「咲いているダイモンジソウが見られてよかった」「クサギの実がすごいね」「においは、やはり臭いね」など、皆さん足を止めて観察したりカメラを向け、メモをとり、なかなか現地に到着できずにいました。
また、ヤマブドウ・コクワ・クリの実が収穫には時期早々でしたが実が鈴なりに付いておりヤマブドウを口にした塾生一同に「ア゛」。
森林浴を満喫した一日でした。
説明を受ける参加者
ジャガイモ畑で発見された「国宝中空土偶」
広くて深いね。「竪穴住居跡」
クリの木って丈夫だね「住居の骨格」
「ダイモンジソウを見られてよかった」
「やはり臭いね」
「ジャコウソウが咲いてる」
お問合せ先
駒ヶ岳・大沼森林ふれあい推進センター
ダイヤルイン:0138-86-6897