青森県の中学生が職場体験学習
風間浦中学校の生徒が植付や保育間伐を体験
8月28日と29日の2日間、青森県下北郡風間浦村の風間浦中学校から女子生徒が1名、当センターで職場体験をしました。
風間浦中学校では、総合的な学習の時間に「新島襄と函館」について学習、その継続として函館を踏査し歴史的なつながりや関わり、地理的な特徴、現在に至る様々な事象などを発見するとともに、この函館で自分の希望する職場体験をして、望ましい勤労観や職業観を養い、今後の進路選択に生かすことを目的として実施しています。
初日は、森林管理局の概要と当センターの活動について学習したあと、明日の植付体験の準備としてカミネッコンに苗を植える作業と木工クラフト体験としてマイ箸づくりを体験しました。
カミネッコンづくりでは、だんだん慣れてくると、手際よく作っていました。マイ箸づくりでは、カンナを使うのは始めてなので、最初はゆっくりでしたが、だんだん早くなり時間までにがんばって2膳つくりました。
二日目は、地拵、植付、下刈、樹木博士認定会、保育間伐の体験をしました。
地拵では、鎌で丁寧に笹や草を刈り、そこに昨日つくったカミネッコンを設置して植付を完了。下刈では、植えた木を伐らないよう気をつけて雑草を刈っていました。樹木博士認定会では、始めて聞く木の名前も多かったようですが、見事!全問正解でした。保育間伐体験では、鋸を使うのも初めてで大変そうでしたが、ひとりで受け口、追い口を切り伐倒し、枝払い、玉切りとがんばっていました。
今回の職場体験終了後アンケートに答えてもらいました。カミネッコンづくりでは「ダンボールでできていて環境に良い」、マイ箸づくりでは「カンナくずが薄くできた時は気持ちよかった」、下刈では「2年たっても小さいので木の成長はゆっくりなんだと思った」、一番大変だった間伐では「大変だったけど楽しかった」、また、全体を通して「今の森林は何年も前の人たちが育ててきたものなので大事にしたい」、「自分の将来や進路の参考にしたい」との感想もいただきました。
今回の職場体験で、森林や林業などについて理解を深められ、楽しかったこと、難しかったことなどいろんな体験が、記憶に残る良い思い出になればと願っています。
森林について学習、ちなみにクラブは野球部だそうです
カミネッコンを組立ています
カミネッコンに苗木を植えました
マイ箸づくりに挑戦
地拵体験の様子
カミネッコンを設置し植付完了
下刈体験の様子
樹木の特徴を学習
試験の様子
答え合わせの様子
認定書授与の様子
平成16年の台風被害地を見学
野生動物の自動撮影装置を見学
保育間伐体験で「伐倒方向よーし!」
鋸で受け口を伐っている様子
鋸で追い口を伐っている様子
伐倒後に枝払いと玉切りを実施
「木の安定よーし!」疲れたー(汗)
お問合せ先
駒ヶ岳・大沼森林ふれあい推進センター
ダイヤルイン:0138-86-6897