函館市本通小学校の樹木園で森林教室
6年生を対象に木の名前と特徴を学習
平成29年10月20日(金曜日)、函館市立本通小学校の樹木園で森林教室を実施しました。
これは、本通小学校の6年生が、毎年校庭にある木を調べて、5年生に伝えていくという取組をしていましたが、樹種名を確認するのが難しいということで、当センターが支援することとなり、「本通樹木園マップ」を作成する森林教室として実施したものです。
当日は、雨も心配されましたが、10月にしては暖かな日となり、本通小学校6年生の2クラス総勢48名で、樹種名と特徴について学習し、どんな種類の木がどれだけあるか調査しました。
最初にセンターで用意したガイドブックを手に、木の名前や特徴を学習しました。ほとんどの生徒が「初めて聞いた」と聞き慣れない樹種名で、覚えるのが大変そうでしたが、トチノキの冬芽のベトベトに「ほんとだ」と興味津々、アカマツとクロマツの葉をさわり「アカマツは柔らかい」「クロマツは痛い」など触れてわかる特徴はすぐに覚えていました。
また、ネムノキでこの木はきれいな花が咲くとか、街路樹にあるナナカマドは赤い実がたくさん付いてると話すと、「知ってる」「見たことある」と木の特徴を知っている生徒もおり、「シラカンバ」とか「オンコ」などは名前を知っている生徒がたくさんいました。
次に、樹木園の木には番号が付いているので、学習した成果を試しながら、番号順に樹種名を調査しました。最初は正解がなかなか出ませんでしたが、特徴がある木や同じ木を何本か見ている内に、どんどん樹種名を言い当るようになり、時間までに35本ほどの樹種名をすべて記録し、本日の森林教室を終了しました。
次回は、樹木園のどの木が何処にあるか、木の番号毎に調査して、「本通樹木園マップ」を完成させる予定です。
6年生の生徒と樹木園
マツの葉を触ると痛い?柔らかい?
これが「ベタベタ」の冬芽のトチノキです
「葉をさわってみて!」
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駒ヶ岳・大沼森林ふれあい推進センター
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