平成30年度森づくり活動発表会を開催
平成30年度森づくり活動発表会を開催しました
「平成30年度森づくり活動発表会」を、2月26日(火曜日)に定山渓中学校において開催し、団体等と定山渓中学校から森づくり活動等について発表しました。また、発表後は、発表団体等と中学校の生徒が考える森づくりについて、パネルディスカッションによる意見交換を行いました。
開会にあたり主催者代表の挨拶として岡本所長から、定山渓の森林は札幌市の良質な水を育んでいる水源の森であること、この水源の森を活動地として、定山渓中学校の生徒達が、平成22年から森林の大切さ等について色々な視点から観察、調査、森づくりに取り組んでいること、森林学習等で学んだ成果を、積極的に発信・発表を行っており、様々なコンテスト、発表会などで受賞するなど高い評価を受けていること、及び中学校の各種取り組み内容が認められ、昨年の4月に開催された、みどりの式典において「平成30年度緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞されたことなどについての紹介と挨拶がありました。
所長挨拶と会場の様子
野幌森クラブの澤向さんの発表では、石狩森林管理署との協定に基づき野幌森林公園で実施している森づくり活動の内容や苦労等についてと、その活動内容等が認められ昨年4月に「第30回森林レクリエーション地域『美しの森づくり活動コンクール』」において、林野庁長官賞を受賞されたことについて発表されました。
野幌森クラブ 澤向さんの発表
石狩森林管理署定山渓森林事務所の上野さんの発表では、札幌南陵高等学校科学部の学生さんが、石狩森林管理署管内にある無意根山山麓の大蛇ヶ原で2年間、観察・調査等をしている生物多様性保全の活動について発表されました。
また、石狩地域森林ふれあい推進センターの発表では、野幌森林公園での森林再生活動、札幌水源の森づくりイベント、地域のもりから学ぶ森林づくりについて発表しました。
上野さんの発表
石狩地域森林ふれあい推進センターの発表
定山渓中学校の生徒の発表では、定山渓小学校と合同で実施している「身近な自然の保護活動」、平成28年から取り組んでいる「ゆめの森づくり」、奥定山渓で実施している「森を育てよう」等の取り組みについて発表されました。
定山渓中学校の生徒による発表
パネルディスカッションでは岡本所長が進行役となり「もりを観察、学ぶ、育てる」と題して意見交換をしました。
中学生からは森づくりの楽しさ、野幌森クラブからは森づくりの苦労、定山渓森林事務所の上野さんからは高校生から聞いた調査の苦労等について意見がだされました。
パネルディスカッションの様子
また、中学校の生徒が日頃練習している「定山渓太鼓」の披露もありました。
最後に定山渓中学校の髙谷校長から、日頃の森づくり活動への協力の感謝等について挨拶され発表会は終了しました。
参加者は会場に展示されたパネル等を熱心に見学していました。
地域の皆さん、森林に係わるNPO法人、定山渓小学校の生徒など約80名が参加しました。
お問合せ先
石狩地域森林ふれあい推進センター
ダイヤルイン:011-533-6741
FAX番号:011-805-0201