「第73回北方森林学会大会」に参加(令和6年11月13日)
11月13日(水曜日)、札幌コンベンションセンターにおいて第73回北方森林学会大会が開催されました。
この大会は主催が北方森林学会、共催が日本森林学会、日本森林技術協会となっており、道内の森林・林業の研究機関、大学関係者等が日頃の研究成果を口頭発表やポスター発表により情報発信するものです。
午前は「北海道広葉樹資源を今一度見直す」と題したシンポジウムがあり、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター、北海道水産林務部、北海道木材産業協同組合連合会から道内の広葉樹資源の現在を見つめ直し、育成から利用方法の将来ついて講演がありました。
- 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター「北海道における広葉樹育成の課題と展望」
- 北海道水産林務部「道有林における天然林施業と広葉樹資源の育成に向けて」
- 北海道木材産業協同組合連合会「道北広葉樹の成長分析、あわせて道産広葉樹のニーズと価格の考察」
シンポジウム会場の様子
午後は研究発表(口頭7課題、ポスター22課題)があり、森林技術・支援センターは「トドマツ人工林における低密度管理の検証」と題してポスター発表を行いました。
【発表概要】
道内のトドマツ人工林の多くは今後10年程度で主伐期を迎え、それに伴う更新作業については効率的で低コスト・省力化の取り組みが求められています。そこで当センターでは、若齢トドマツ人工林において、強度の除伐を実施し、疑似的な低密度に仕立て、本数密度の違いによる植栽木の成⾧状況の検証から、適切な密度管理について検討することとしており、これまでの調査結果について発表を行いました。
(発表ポスターは、こちら(PDF : 846KB)をご覧ください。)
多くの関係者で賑わうポスター発表会場の様子
ポスター内容を説明する谷村森林技術普及専門官
多くの方々に関心をお寄せ頂いた様子
ポスター発表では、当センターの発表が「技術賞」を受賞することができました。
また、ポスター発表では多くの方々から質問を頂き、有意義な発信ができたと感じています。
表彰式で技術賞を受賞する様子
今後も様々な機会を通じて技術開発成果の普及に努めていきたいと考えています。
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お問合せ先
森林技術・支援センター
〒095-0015
北海道士別市東5条6丁目
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