「第70回北方森林学会大会」に参加(令和3年11月11日)
11月11日、第70回北方森林学会大会が開催されました。例年多くの方が一堂に会しての大会ですが、昨年度と同様に、新型コロナウイルス感染拡大防止対策により、webでのオンライン開催となりました。この大会は主催が北方森林学会、共催が日本森林学会、日本森林技術協会となっており、主に北方の森林に関する森林学の向上ならびに、林業及び森林林業の発展を図ることを目的とし、会員相互の研究成果を口頭発表やポスター発表により情報発信するものです。
大会では「今後高齢化する森林をどのように取り扱うか?-大径材利用と森林施業」と題したシンポジウムが開催され、北海道森林管理局からは中野森林整備部長が「国有林における大径材の高付加価値化に向けた取組」について講演されました。そのほか北海道庁、森林総合研究所からもそれぞれの取組について講演があり、講演後は各人がパネラーとなって「大径材利用と森林施業」について活発なディスカッションが行われました。
その後、口頭発表4課題、ポスター発表24課題で行われ、当センターからは「下刈省力化に向け取り組んだ高足刈の効果について」と題したポスター発表を行いました。
(発表ポスターは、別添(PDF : 477KB)をご覧下さい。)

オンライン開催の様子
佐藤業務係長(左)谷村森林技術専門官(右)
発表ポスターは大会3日前にWeb上で公開され、当日はビデオ通話アプリ(LINC Bizを使用)を用いることにより、チャット上や、ビデオ通話による質疑・応答が行われました。
発表時には、「地際刈と高足刈を比較して、植栽木の成長はどうだったのか」「植栽木の被害はどのような要因が考えられるのか」といった、多くの質疑が研究者の方々から寄せられ、課題に対する関心度の高さを感じました。
また、表彰式では、当センターの発表が、昨年に引き続き「技術賞」を授賞しました。

当センターのポスター発表が「技術賞」を受賞
今後も様々な機会を通じて技術開発成果の普及に努めたいと考えています。
本課題の実施にあたり、関係する北海道森林管理局・管理署の皆さん、功程調査にご協力頂いた業者の皆さん等、多くの方々にご協力をいただきました。この場を借りて感謝を申し上げます。
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