平成30年度「国有林野事業業務研究発表会」に参加(平成30年11月29日)
林野庁では、全国の国有林における現場業務の中で得られた森林の効率的な整備手法、森林環境教育の推進、森林生態系の保全管理の取り組み等について発表する場として、国有林野事業業務研究発表会を毎年開催しています。
これら研究成果の普及を図るとともに、今後の業務研究を一層推進し、併せて研究課題への取り組みを通じて人材育成に資することを目的としています。
去る11月29日(木曜日)に農林水産省内(東京都千代田区霞ヶ関)において、全国から森林技術部門11課題、森林ふれあい部門6課題、森林保全部門8課題の発表があり、当センターは森林技術部門で「北海道における低コスト再造林を目指した天然更新活用型作業方法とその効果の検証」と題して発表し、日本林政ジャーナリストの会会長賞を頂くことができました。
【発表概要】
北海道内における人工林資源の成熟に伴う主伐量の増加により、再造林コストの縮減が期待される中、ササの地下茎も除去する地がきを人工林主伐後に導入し、天然更新を促すため、効果的な地がき方法の開発と導入条件を検証したもので、本発表ではカラマツ人工林での試験経過について発表しました。
審査員からは「5年、10年と継続した調査を行い、今後の成長状況や更新補助作業等について検討をお願いしたい」との講評を頂きました。
当センターとしては、今後も森林・林業の技術開発に取り組み、発表会等様々な機会を通じて技術開発成果の普及に努めていきたいと考えています。
お問合せ先
森林技術・支援センター
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