平成30年度北海道ブロック実践研修生が試験地を見学(平成30年10月18日)
北海道ブロック実践研修の一環として当センターが平成18~25年度に実施した技術開発試験地の現地見学が行われ、当センター職員が講師として参加しました。
実践研修は、地域の森林・林業再生を担う森林総合監理士の活動を実践していく上で必要な知識・技術を補強することを目的として、森林総合監理士、都道府県職員、市町村職員、森林管理局職員、民間職員等を対象に全国7ブロックにおいて実施されています。
今回の研修は「天然力を活用した施業と一貫作業システムについて考える」をテーマに、「天然力を活用した森林施業」、「伐採・造林一貫作業システム」を実践的に学び、多様で健全な森林づくりの推進と森林整備コストの低減に向けた技術の普及・定着を目標としています。
見学があった試験地は、天然林内における樹種の多様化を図るための更新方法を開発することを目的としたもので、小面積伐採による照度の抑制がカンバの一方的優先を抑えると共に、ササの地下茎を除去し回復を抑制する地がき処理を組み合わせることで、多様な樹種が更新されていることが確認されています。
詳細はこちらをご覧下さい。
地がき処理箇所の見学
根返し箇所の見学
山嵜森林技術専門官による説明
参加者全員で
研修生からは「地がき直後はトドマツの更新もあるようだが現在も残っているか」「根返しではなく伐根をそのまま利用するのはどうか」「成林するのに何年かかるか」「実際に事業ベースで行っているのか」等の質問がありました。
なお、当試験地は平成31年度に地がき施工から10年を迎えることから更新調査を実施し、中間の取り纏めを予定しています。
森林技術・支援センターでは、今後も様々な機会を通じて成果の普及を行っていきたいと考えています。
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