朝日天然林施業試験地の視察に上川総合振興局から(平成30年6月29日)
平成30年6月29日(金曜日)、上川総合振興局南部森林室の方々が、当麻町管内の道有林で実施を予定している天然林施業の参考にしたいとのことで、森林技術・支援センターにおいて平成18年度~25年度(経過観察中)の期間で実施した技術開発課題「天然林での樹種の多様化を図る更新方法の開発について」の試験地の視察に訪れました。
当試験地は、天然林の更新において樹種の多様化を図るための更新方法を開発することを目的としたものです。
その成果としては、小面積伐採による照度の抑制がカンバの一方的優先を抑えると共に、ササの地下茎を除去し回復を抑制する地がき処理を組み合わせることで、多様な樹種が更新されていることが確認されています。
山嵜森林技術専門官による説明
視察の様子
森林室の方からは、伐採木の選木基準、照度のコントロール方法、地がきの際の保残木への影響等の意見があり、今後も技術成果の提供について要請がありました。
森林技術・支援センターでは、今後も自治体等の民有林関係者などに成果の普及を行うため、技術開発試験地視察等の要望に応えていきたいと考えています。
お問合せ先
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