「平成28年度 未来へつなぐ森林づくり交流会」に参加(平成29年2月16日)
2月16日(木曜日)~17日(金曜日)、札幌市にある「北海道庁別館地下一階大会議室」において、平成28年度「未来へつなぐ森林づくり交流会」が開催されました。
道が主催するこの交流会は、林業普及指導事業の活動を通じて林業普及指導職員の資質の向上と今後の普及指導活動の充実・強化を図るため、市町村、森林組合、森林所有者、普及協力者、森林管理局等の職員を参集し、林業普及指導事業に対する評価を受けるとともに、地域の森林・林業、木材産業に携わる様々な関係者による意見交換や情報交換等により、今後の効果的な普及指導活動を推進するものです。
2日間に渡り、(1)特別報告、(2)フォレスター活動等の報告、(3)普及協力者等の活動発表、(4)林業普及指導活動の報告、(5)試験研究機関の研究成果報告の5区分で計17の報告が行われました。
北海道水産林務部 及川森林環境局長 挨拶の様子
森林管理局からは、(2)フォレスター活動等の報告の中で、当森林技術・支援センターの井上所長が「北海道型作業システムの構築と実証事例」を報告しました。
素材生産における労働生産性の向上によるコストの低減を推進し、林業の収益性を向上させるため、北海道の地形特性にマッチした路網と高性能林業機械の適切な組合せによる高効率・低コスト作業システムの確立を目指し、理想的な結果を求めた試験的な実証事業の内容を紹介しました。(発表に使用したデータは、こちら技術・支援C北海道型作業システム(PDF : 876KB))また、本報告に関連する情報は、こちら「北海道型作業システムを踏まえた路網作設に伴う林業生産コスト低減の検証」。
会場からは、「現地の傾斜はどの程度か?」、「グラップルの機種は?」、「過去に他の地域で実施した高密路網を作設した所との比較は?」など活発な質問がありました。
井上所長からは、「儲かる林業を具現化するために路網は重要な手段ですが、その密度にとらわれることなく、投資効率も見据えながら、地域の関係者の間でベターな作業システム構築への合意形成を図ることが大切ではないか。」との発言がありました。
井上所長の発表の様子
また、局から来賓として出席した石原森林整備部長は、「成熟した森林資源を循環させるため、林業を業として成り立たせるために、効率的な作業により山元にお金を還元していく必要があります。森林、林業、森林所有者のために、民国連携して一緒に前に進んで行きましょう。」との挨拶がありました。
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