1-1佐武流山周辺森林生態系保護地域【8839ha】
原生的な森林植生の宝庫 ~長野と新潟にまたがる秘境の自然~ |
設定目的
長野県と新潟県の県境に位置し、日本海側から太平洋側の森林植生への推移帯にあたる原生的な森林生態系を形成しています。その生態系を保護・管理し、自然環境の維持、動植物の保護、遺伝資源の保存、森林施業・管理技術の発展、学術研究等に役立てるため、保護林として設定しています。
地況・林況
三国山脈(佐武流山、岩菅山、赤石山等)に囲まれ、中津川上流及び清津川源流部を有し、全般的に急峻な地形となっています。地域内の標高差が約1500mあるため植物相が豊富であり、1500m~1600mの山地帯ではブナーチシマザサ群落が主体となっています。亜高山帯にはオオシラビソを主体にクロベ、コメツガ、トウヒの混交する群落やダケカンバ群落等が分布しています。2200m以上の地域にはハイマツ群落、高山性礫地群落、風衝ササ-ヒゲノガリヤス群落等が分布しています。
法指定等
水源かん養保安林、上信越高原国立公園所在地
長野県 下高井郡 山ノ内町、 下水内郡 栄村モニタリング調査結果
令和元年度(PDF : 319KB)お問合せ先
計画保全部計画課担当:生態系保全係
ダイヤルイン:026-236-2612