木曽御岳自然休養林
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御嶽山は、標高が3,067m、長野県木曽郡木曽町・王滝村と岐阜県下呂市・高山市にまたがり大きな裾野を広げる独立峰です。信仰の山として富士山・立山・白山・大山とともに知られ、古くからの信仰登山や、頂上付近に五つの火口湖を目指して、多くの登山客が登る人気の山です。 |
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木曽御岳自然休養林は、信仰の山として広く知られている御岳山の山麓に位置し、木曽郡王滝村御嶽山七合目の田ノ原を中心に、御嶽山から八海山までの約830haの広さがあります。春から秋には自然探勝、夏には御獄山登山、冬にはウィンタースポーツと四季を通じて楽しめる場所です。 自然休養林内にある、王滝口の登山口は、御嶽山登山のための最も標高の高い地点(2,160m)で、山頂の剣ヶ峰への最短ルートを車道で上がることができます。(噴火警戒レベル1のため現在山頂まで入山規制中)
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木曽御岳自然休養林の見どころ
田の原天然公園
山道王滝口の起点となる田の原天然公園は、御嶽山7合目(標高2,180m)に位置し、登山道は頂上剣ヶ峰まで、おおよそ3時間歩きます。距離にすると約3,500mです。 また、御嶽山と側火山の三笠山の鞍部に位置する、火山砂の堆積によって形成された貴重な高層湿原として、県立自然公園に指定されています。全長1km以上の遊歩道を歩くと、イワカガミ・クロユリ・コバイケイソウ等の高山植物を観察することができます。展望台からは、中央アルプスや乗鞍岳の山並み、開田高原を望むことができます。 |
御嶽神社
木曽御嶽山への山岳信仰(御嶽教)に基づいた神社です。御嶽山頂上に奥社があり、山麓に里社、王滝村上島に三社、木曽町三岳の黒沢に若宮と本社があります。 御嶽教は奈良県奈良市に教団本部(御嶽山大和本宮)を置く教派神道で、神道十三派の一つです。国常立尊、大己貴命、少彦名命を御祭神とする御嶽神社は、智恵・才能を授け、長寿を護り、病難を癒し、禁厭を司る霊妙神として祀られています。 |
おんたけ2240スキー場
標高2,240mから最長7,000m滑走でき、広大な敷地面積と起伏に恵まれた地形を生かした9つのコースがあるスキー場です。コースの標高が高いため雪質が良く、遅い時期まで滑走可能です。 初心者でも楽しめるパノラマコースから御嶽山を望む景色は絶景です。 |
ライチョウ
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ライチョウは標高2,400m以上の本州中部(北アルプス、南アルプス、御嶽山、火打山)のハイマツ帯や岩場に生息している鳥で、国の特別天然記念物となっています。 羽色は夏に褐色、冬には白色になります。地上生活を主とし、ハイマツの根元などに巣を作り、5~10卵を産みますがその成鳥率は15%とも言われています。家族単位で生活し、コケモモ、イワカガミ、ハイマツなどの葉や果実を主な食料としています。 現在の生息数は3,000羽未満に減少し、御嶽山には約70羽と推定され、絶滅危惧種として指定されています。 |
御岳崩れ
昭和59(1984)年9月14日午前8時48分、長野県西部の王滝村付近を震源としてマグニチュード6.8の地震が発生しました。震源が地表から約2kmと浅かったことから、王滝村は激烈な揺れに襲われ、震源地に近い木曽・御岳山の南側斜面で大規模な崩壊(御岳崩れ)が起こり、これに巻き込まれて死者・行方不明者29人の犠牲が出ました。 この大規模崩壊により、堆積した土石で王滝川の河床は上昇し、上流部に堰止湖が生じました。この堰止湖は自然湖と呼ばれ、現在では、カヌーや釣り等レジャ-に利用されています。 御岳崩れは田の原から見て左側に位置する大きな崩壊地です。 |
アクセス
- 中央自動車道塩尻I.C.より国道19号線経由で約87km。
- 中央自動車道伊那I.C.より国道361、19号線経由で約74km。
- 中央自動車道中津川I.C.より国道19号線経由で約92km。
- JR中央本線木曽福島駅より車で約75分。(夏~秋には木曽福島駅よりバスが運行)
お問合せ先
木曽森林管理署
担当者:総括事務管理官
ダイヤルイン:0264-52-2083
FAX番号:0264-52-2582