概要
国有林における技術開発
森林の有する公益的機能の高度発揮等に対する国民の要請に対応しつつ、民有林経営への普及を念頭にした、林業の低コスト化等に向けた技術開発を推進するとともに、その成果を国有林野の管理経営や民有林への普及・定着に取り組むこととしています。技術開発基本目標等に基づき、技術開発課題を設定して、多様な森林とまとまりのあるフィールドを有し、自らが間伐等の事業発注者であるという特性を活かし、実用段階に到達した先駆的な技術・手法について事業レベルで実証に取り組むこととしています。
さらに、現地検討会の実施や研修等へのフィールド提供に努め、民有林の人材育成への支援を行うとともに、現地検討会の開催、成果の情報発信等により森林技術の普及・定着に努め、地域の林業振興に寄与することとしています。
森林技術・支援センターの再編
森林技術・支援センターは、平成7年3月に森林技術センターとして発足し、国有林野事業の抜本的改革により、簡素で効率的な組織の下での公益的機能の発揮に重点を置いた現場レベルでの技術開発を効率的に実施する拠点として、平成16年4月に各森林管理局1箇所に設置されました。平成25年4月には、国有林野事業の一般会計化に伴い 森林・林業の再生に貢献するため森林技術・支援センターとして再編し、林業の低コスト化等に向けた技術開発を推進するとともに、その成果を国有林野の管理経営はもとより民有林への普及に取り組むこととしました。
森林技術・支援センターの主な業務
1. 技術開発業務
- 技術開発課題・試験地等の調査・整備
- 実用段階に達した技術の技術・手法の実証実験の企画等
- 研究機関との連携、フィールド提供
2. 民有林への技術支援・普及
- 森林総合監理士育成研修等の実施
- 技術検討会等の規格・運営
- 開発成果等の情報発信
森林技術・支援センターの組織
農林水産省林野庁 (東京都千代田区霞が関)↓
中部森林管理局 森林整備部 (長野県長野市大字栗田715-5)
↓
森林技術・支援センター (岐阜県下呂市森876番地1)
所長
企画官(技術開発・普及担当)
副所長
業務係(技術開発の企画調整、各種試験地調査、技術開発課題の実施担当)
沿革
- 平成7(1995)年3月 下呂営林署を小坂営林署に統合 名古屋営林支局森林技術センターを設置(旧下呂署庁舎を利用)
- 平成11(1999)年3月 中部森林管理局名古屋分局森林技術第二センターと改称
- 平成16(2004)年4月 中部森林管理局森林技術センターと改称
- 平成25(2013)年4月中部森林管理局森林技術・支援センターと改称
お問合せ先
森林技術・支援センター
ダイヤルイン:0576-25-3033