ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理局の概要 > 国有林及び森林管理局について
我が国の国土面積の約7割が森林です。
森林は、個人や会社などが所有する「私有林」、自治体等が所有する「公有林」、国が所有する「国有林」に区分され、「国有林」は国土面積の約2割、森林面積の約3割を占めています。
「国有林」は、明治維新の際に藩有林、社寺有林、所有が明確でない森林を継承して成立しました。それ以降、林政統一に伴い御料林も管轄するなど、民有林の中の重要な森林(保安林など)は「買い入れ」、国有林として国が維持する必要のない森林を「売り払い」、国が管理経営にあたっています。
そのため、「国有林」は全国各地に広がり、その多くは地形の急峻な奥地の山々や河川の源流に分布しております。また、民有林に比べて原生的な天然林が広く分布し、野生動植物の生息地や生育地として重要な森林も多く含まれています。
国土面積(単位:万ha) | ||||||
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合計 | 森林面積 | 非森林面積 | ||||
計 | 民有林面積 | 国有林面積 | ||||
私有林 | 公有林 | 林野庁所管 | その他 | |||
(100%) 3,779 |
(66%) 2,512 |
(38%) 1,449 |
(7%) 280 |
(20%) 764< |
(1%) 20 |
(34%) 1,266 |
注:1国土面積は平成13年10月1日現在。
注:2森林面積は平成14年3月31日現在。
注:3計の不一致は四捨五入による。
「森林管理局」は、「国有林」の大部分を国有林野事業として管理経営している林野庁の地方支分部局の組織として設置され、全国に分布する「国有林」を適切に管理するため、公益的機能の発揮を基本として、国民参加の下に「国民の森林」づくりを進め、森林の保全管理、森林計画、治山等の業務を行っています。
「森林管理局」は、明治19年の林区署官制公布により「大林区」として開庁設置されて以来、大正13年の営林局署官制公布に伴い「営林局」(14)となり、昭和54年以降一部を支局化(5)、平成11年の「森林管理局」又は分局(7)への組織再編などの変遷を経て、平成16年4月から現在の効率的な7森林管理局の組織体制となっています。
*「支局化」及び「分局」の後の( )数字は該当局数
名称 | 位置 | 管轄区域 |
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北海道森林管理局 | 札幌市 | 北海道 |
東北森林管理局 | 秋田市 | 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県 |
関東森林管理局 | 前橋市 | 福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、静岡県 |
中部森林管理局 | 長野市 | 富山県、長野県、岐阜県、愛知県 |
近畿中国森林管理局 | 大阪市 | 石川県、福井県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県 |
四国森林管理局 | 高知市 | 徳島県、香川県、愛媛県、高知県 |
九州森林管理局 | 熊本市 | 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |