「福島の森林・林業再生に向けたシンポジウム~福島の森と木の親子体験オンライン教室2021~」の概要
「福島の森林・林業再生に向けたシンポジウム~福島の森と木の親子体験オンライン教室2021~」
林野庁では、福島の森林・林業再生に向けて、幅広い関係者の参画・連携の下、福島の森林の現状を御理解いただきながら取組を推進するため、森林内の放射性物質の動態把握や林業再生に向けた技術の実証など、これまで得られた知見や成果などを地域住民の皆様にお伝えするシンポジウムを2014年より開催しています。今年も新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、昨年に続きオンラインシンポジウムとして開催しました。
福島県内外から親子等500組、1400人を超える参加の応募があり、2021年11月13日に東京都中野区の南中野区民活動センターからライブ配信しました。参加者の皆様は、事前学習として動画視聴や自宅に送られた体験キットによるなめこの栽培を実施した上で、当日に臨みました。
ライブ配信では、福島森林管理署の一日署長の経験もある2020ミス日本みどりの女神の井戸川百花さんが司会を行い、チャット機能を使った参加者同士の意見交換も活発に行われるなど、オンラインの強みを生かしたシンポジウムとなりました。また、ライブ配信終了後は、各家庭で体験キットによる木工品制作を楽しみました。
配信後の参加者アンケートでは、「大人でも難解な放射線について、親子で学ぶことができた」、「放射線の現状を正しく理解しながら、積極的に自然と付き合っていきたい」等多くのコメントを頂きました。また、「これを機会に福島のきのこを買って食べようと思う」、「福島にはいろんなスポットがあるから行きたくなった」等の福島を応援する声も多く寄せられました。
シンポジウムの案内パンフレット(PDF : 3,358KB)
〇ライブ配信内容
1.「福島の森のハカセになろう!」
研究者から、放射線の基礎知識や森の中の放射線に関する現状について、子供にも分かりやすく解説しました。
北 実氏(鳥取大学研究推進機構研究基盤センター)
篠宮 佳樹氏(国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所)
小松 雅史氏(国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所)
2.「森と木に親しもう」
福島の森でとれた木の端材や輪切りを使って木の特徴や魅力等を紹介しました。
緑川 平隆氏(田人林業研究会)
下條 真輝氏(田人林業研究会)
3.「森のめぐみ なめこ収穫」
福島のしいたけやなめこの生産現場の様子や収穫の方法を紹介した後、参加者が自分で育てたなめこを収穫しました。
小松 雅史氏(国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所)
配布テキスト
表紙・目次・挨拶(PDF : 969KB)
1.「福島の森のハカセになろう!」(PDF : 1,008KB)
2.「森と木に親しもう」(PDF : 3,609KB)
〇当日のライブ配信の収録を含む動画再生リスト
事前学習動画やライブ配信の様子等を農林水産省の動画サイトmaffchannelにて掲載しています。
【福島のもり応援隊動画】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLMvvhD9xvwflgTCLpv-jRAnkp5qqF2dTd
お問合せ先
森林整備部研究指導課技術開発推進室
担当者:森林除染技術開発企画班
ダイヤルイン:03-3501-5025